2月の節分の際に食べる恵方巻ですが、あなたは恵方巻きをいつ食べるのがご存知でしょうか？
今回は、そんな恵方巻きを食べる時期やその背景について分かりやすく解説していきます。
また、その歴史や、なぜ特定の日に食べるのか、正しい恵方巻きの食べ方などにについてもご紹介しますので是非最後まで読んでみてくださいね。
恵方巻きはいつ食べるの？
日本では、旧暦の1月7日の節分に恵方巻きを食べる習慣がありましたが、現在では節分の2月3日に食べる風習があります。
節分とは、春の始まりを告げる日本のお祭りで、節分に恵方巻きを食べると幸運が訪れると信じられています。
恵方巻を食べるときは一定の方向を向いて食べるのが良いとされていますが、地域や祈願の種類によってその方向は異なります。
恵方巻きを食べる日がある理由
現在は節分の際に恵方巻きを食べる習慣がありますが、恵方巻を旧暦の1月7日に食べるのは、いくつかの理由があります。
・7日に恵方巻きを食べると、仕事や金運が良くなると信じられている
・正月7日に恵方巻を食べると邪気を払うと信じられている
恵方巻きの由来と歴史
恵方巻は江戸時代（1603-1868）に名古屋地方で生ました。
当時の恵方巻きの主な材料は、大根と卵で正月7日に恵方巻きを食べるようになったのは、商売の運気を上げようとした商人たちが始めたと言われています。
やがて、恵方巻きは日本全国に知れ渡る人気食品になったと言われています。
恵方巻きの正しい食べ方のルール
意外と食べる際にルールが多いのも恵方巻きの特徴ですが、恵方巻きの正しい食べ方について知りたくありませんか？
この日本の伝統的な食べ方に関するすべてのルールを説明します。
恵方巻きを食べるときのルール
・一口で食べるのが基本なので、噛んではいけません
・また、災いをもたらす可能性があるため、割って食べてはいけない
・恵方巻を残すのもマナー違反
また、恵方巻を食べるときは、願い事をしながら、一定の方向を向いて食べることが大切で、南向きで食べると縁起が良く、東向きで食べると平和になると言われています。
最後に、恵方巻きを時計回りに3回まわして、願い事を言いながら好きな方角を向いて食べ流ことにより願いの力が増すとされています。
恵方巻の伝統的な食べ方の意味
恵方巻は「ラッキーロール」とも呼ばれ、日本では伝統的に旧正月（節分）に食べる太巻き寿司です。
この巻き寿司には通常、マグロ、大根、ナス、キュウリ、ゴマなど、幸運をもたらすと信じられている具材が詰められていて、縁起の良い方角を向いて食べるのが伝統的な食べ方です。
恵方巻の正確な起源は不明ですが、19世紀半ば頃に考案されたと推定されていて現在では、節分の日に家庭や寿司屋に集まって縁起物の恵方巻きを食べることが、日本で愛されている風習となっていますよね。
恵方巻にはいろいろな名称がある?
恵方巻きを食べることを日本では「恵方巻き」と呼び、一般的な習慣として定着していますが、その名称は地域によって異なることをご存知でしょうか？
それぞれの名称や由来が気になる方のために、まとめてご紹介します。
地域による恵方巻きの名前の違い
地域によって、恵方巻きの名称は大きく異なることがあります。
関西では「恵方巻」、関東では「福ロウ巻」、千葉県では「ミソクロウ巻」と呼ばれています。
また、東京では「モクノウドマキ」、広島では「エビスマキ」、北海道では「ヨリダケマキ」と呼ばれることもあります。
その他、地方名として耳にすることもあり、その地域で使われている具体的な名称は、隣の県で使われている名称と同じか似ている場合もあれば、まったく別の名称が使われる場合もあります。
一般的に、それぞれの名称は見た目で判断されることが多い印象です。
恵方巻の各名称の意味
全国的に最も多く使われている「恵方巻」は、「縁起の良い巻き物」という意味で、恵方巻を専用の太巻き寿司で巻き、包むことからこの名がついたと言われています。
関東地方でよく使われる「福ロウ巻き」は、「フクロウの巻き物」という意味は、巻き寿司を半分に切ると、白い部分がフクロウの顔に見えることが多いからです。
千葉県では「みそくろまき」、東京都では「もクノウドウマキ」が使われ、どちらも恵方巻きに近い意味を持つ言葉で、広島県で使われている「恵比寿巻き」は「恵比寿と巻き寿司」を意味し、福の神である恵比寿と巻き寿司のことを指しています。
最後に、北海道で使われている「よりだき巻き」は、「眠れる卵の包み」という意味で、これは包んだ寿司を半分に切ると、殻の中で眠っている卵のように見えるからと言われています。
夏や秋に食べる恵方巻きもある？
2月の節分に食べるのが一般的な恵方巻きですが、他にも夏や秋に食べる恵方巻きがあることをご存知でしょうか？
ここでは夏や秋に食べる恵方巻きをご紹介します。
恵方巻は夏に食べるものもある？
恵方巻きは節分に食べるのが一般的ですが、日本には夏休みに食べる特別な恵方巻きもあります。
それは「夏の恵方巻き」と呼ばれるもので、夏にちなんだ旬の食材を使った巻き寿司で、夏の恵方巻には、キュウリ、サーモン、アボカド、玉子焼きなど、夏ならではの具材が盛り込まれている。
秋に食べる恵方巻きとは？
夏の恵方巻きの他に、秋に食べる伝統的な恵方巻きとして、秋バージョンもあります。
秋の恵方巻きは、夏の恵方巻きと似ていますが、栗やさつまいも、しいたけなど秋の味覚がたっぷり入っています。
また、醤油ベースのつけ汁で食べるのが一般的です。
恵方巻きはいつ食べる？のまとめ
いかがだったでしょうか？
今回は恵方巻きをいつ食べるのか、なぜその日に食べるのかについて解説していきました。
理由を紐解くと伝統的な日本の文化があり、節分は春の始まりを告げる日本のお祭りで、節分の2月3日に恵方巻きを食べると幸運が訪れると信じられていることが分かりました。
2月の節分の際は恵方巻きの歴史も感じながら食べれるとより美味しく食べられそうですよね。
