「恵方巻きの具材は地方によって違うの?」と疑問に思う方もいると思います。
日本では節分の日に決まった方角を向いて恵方巻きを食べる習慣があり、基本的な7種類の具材は決まっていますが、最近は変わり種の恵方巻きも販売されています。
今回は、恵方巻きの具材は地方によって違うのか、基本的な具材は何か、地方によって違うのかを紹介します。
「恵方巻き」の具材に興味がある方は最後まで読んでみてください。
恵方巻きの具材は地方によって違うの?
恵方巻きの具材は基本的に全国共通ですが、地方やお店によって異なるそうです。
恵方巻きは「江戸時代」から食べられていたとされていて、大阪の商人や芸奴が商売繁盛・縁起担ぎとして7つの具材が入った太巻き寿司を食べていました。
大正時代に入ってから節分の日に太巻き寿司を食べるようになり、この太巻き寿司がコンビニで「恵方巻き」として販売されました。
関東と関西の太巻き寿司
関西では「太巻き寿司」や「巻き寿司」と呼ばれていますが、関東では「海苔巻き」と呼ばれています。
また、関東では海苔巻きの太さによって「細巻き」「中巻き」「太巻き」と区別して呼ばれているみたいですよ。
それぞれの違いは以下の表をご覧ください。
関西での名称 | 関東での名称 | 具の種類 | 使う海苔の大きさ | 酢飯の量 |
太巻き寿司
巻き寿司 |
細巻き | 1種類 | 板海苔半分 | 80g~100g |
中巻き | 1種類 | 板海苔半分~1枚 | 150g~250g | |
太巻き | 数種類 | 1枚~複数枚 | 250g~300g |
パーティーで食べられる手巻き寿司も、「巻き寿司(海苔巻き)」の1つですが、
手巻き寿司は巻き簾などの道具を使いません。手巻きで作るのでお店よりも家庭で食べられます。
恵方巻きと太巻き寿司の決定的な違い
恵方巻きと太巻き寿司の決定的な違いは
・切らずに食べる
・具材が7種類入っている
の3点です。
基本的な恵方巻きの具材は?
基本的な恵方巻の具材を見ていきましょう。
穴子やうなぎ
穴子やうなぎは見た目が長いことから「長寿」、「うなぎのぼり」の言葉のように「上昇・出世」という意味が込められています。
恵方巻きには、甘く香ばしい穴子、うなぎのかば焼きが使われていますね。
えび
えびのひげが長く、腰の曲線から長寿の象徴という意味で入っています。
恵方巻きには、ゆでたえび、蒸したえびを入れるのが一般的です。
かんぴょう
細くて長いことから、「長寿」の意味が込められています。
かんぴょうの甘煮は、巻き寿司の定番具材で、甘辛い味と独特の歯ごたえが特徴です。
しいたけ
しいたけは神様のお供え物として昔から縁起の良い食材です。
形が陣笠に似ていることから「身を守る」という意味が込められていて、干ししいたけを砂糖や醤油で煮て細切りにして使うのが定番です。
きゅうり
きゅうりは「9つの利をもたらす」ことを意味していて、食感や彩りから巻き寿司には欠かせない食材です。
卵
卵の黄色を「金」として「金運」という意味が込められています。
定番の恵方巻にはもちろん、変わり種の恵方巻きにも入っていることが多いですよね。
桜でんぶ
原料が鯛ということから「おめでたい」として縁起がいい食材とされています。
彩りを添えてくれる定番の具材です。
恵方巻きに入れる具材は決まっているのか?
基本的には先述の具材ですが、最近は変わり種が続々と登場しています。
贅沢な気分を味わいたいときは、サーモンなどの魚介類を巻く「海鮮巻き」がぴったりですが、お肉も食べたい方は、ローストビーフを具材にした「洋風の恵方巻き」もあります。
お子さんにはカニカマ、ツナマヨ、レタス、アボカドが入った「サラダ巻き」がおすすめですよ。
また、ロールケーキのスイーツ恵方巻きなどスイーツとして楽しめる恵方巻も販売されています。
食べる時間に合わせて選んでも楽しいですね。
地方でも恵方巻きの具材は7種類なのか?
恵方巻きには七福神にちなみ、基本的に7種類の具材が入っています。
しかし店によっては中巻きや細巻きを「恵方巻き」として販売するところもあるそうで、そのため具材が一種類の恵方巻きもあります。
また、海苔で巻かずに生ハム、きゅうり、アボカド、サーモンで巻かれているカラフルな恵方巻きもありました!
恵方巻きの具材は地方によって違うの?なぜ7種類なのか調査してみたのまとめ
恵方巻きの具材は基本的に全国共通ですが、店によって異なりますのでお店で見て自分にぴったりの恵方巻を探してみるのも楽しいかもしれませんね。
恵方巻きの基本的な具材は「穴子やうなぎ」「えび」「かんぴょう」「しいたけ」「きゅうり」「卵」「桜でんぶ」です。
最近は変わり種の恵方巻きも販売されていますので気になる方は調べてみて下さい。
おせち料理と一緒で恵方巻きの具材も意味が込められていますので、ぜひ今年1番の恵方巻きを見つけてください!