節分の日に鬼に豆まきをするけど、鬼の正体や種類はあるのか?と疑問に思う方がいるかもしれません。
調べてみると鬼にはちゃんと意味があり、いろんな鬼がいました。
今回は、豆まきでの鬼の正体、種類、5色の鬼について、豆を投げられている理由、鬼の起源について紹介します。
豆まきでの鬼の正体は?
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仏教の立場から鬼は「煩悩と呼ばれる人の欲望や悪い心に住み、災いとなる」とされています。
節分の豆まきは、元々は中国の行事で、疫病をもたらす鬼を魔除けの力がある穀物で追い払っていました。
平安時代に「鬼を豆まきで追い払う」という催しに変化したそうです。
仏教で「鬼は煩悩と呼ばれる人の欲望や悪い心に住み、それが災いとなる」と考えられたことから、広く寺院で催事として執り行われるようになりました。
それぞれの時代で人々の恐怖の対象や、社会秩序を脅かすものが「鬼」として描かれてきました。
そもそも鬼の種類はあるのか?
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鬼にはいくつか種類があります。
踏み潰される「邪鬼」
「邪」という漢字があるように、人間に対して災いをもたらすといわれています。
仏像の「四天王像」に踏み潰される小鬼として有名です。
酒呑童子
平安時代に京都で大暴れしたと伝えられています。
巨体で角が5本、目が15個と不気味な鬼です。
酒を好み、人をさらって喰う悪鬼で知られています。
目一鬼(まひとつおに)
「出雲国風土記」に登場する人喰い鬼。
怪物として記述される鬼の中で、最古の鬼といわれています。
牛頭・馬頭
一般的な鬼のモデルになった地獄の鬼。
地獄の番人とも考えられます。
鬼女
人間の女性が怨念によって鬼と化したもの。
鬼ではなく山の神や天女ではないかともいわれています。
三吉鬼
秋田県に伝わる鬼です。
人里に降りてきては、酒を飲み、お金も払わず出ていきます。
しかし、夜になると呑み代の10倍ほどの値打ちがある薪を置いていくという話が有名です。
なぜ5つの色の鬼がいるのか?
学生の頃に桃太郎の人形劇のために作った赤鬼
節分の会の担当になったので、もしかしたら活躍してくれるかも?と思いながら準備を進めています
以前作ったものをまた別の形で活用してみるのも勉強
そして新しいものも作っていけるようにしていきたいな pic.twitter.com/XuZ56ceI8G— たかし (@nuXJZgE3Yoey6Vo) January 18, 2023
鬼は大きく分けて、赤・青・黄・緑・黒の5種類があります。
これは仏教における5つの煩悩のことです。
赤鬼
赤色の鬼が表す煩悩は「貪欲」です。
赤鬼が一番有名なのは、「貧欲」があらゆる邪気の象徴であるためと考えられます。
青鬼
青色の鬼が表す煩悩は「瞋恚(しんに)」で、怒りや恨みといった人間の憎悪の感情を指します。
黄鬼
黄色の鬼が表す煩悩は「掉挙・悪作(じょうこ・おさ)」です。
自身の心の弱さを映し出しています。
緑鬼
緑色の鬼が表す煩悩は「惛沈・睡眠(こんじん・すいめん)」で、怠けた心からくる不健康や不摂生を意味します。
黒鬼
黒色の鬼が表す煩悩は「疑惑」です。
自身の中にある不平不満の心、卑しい気持ちが映し出されています。
なぜ鬼は豆まきで豆を投げられるのか?
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— 京菓子司 山科わかさ屋 (@yamashinawakasa) January 23, 2023
豆は「魔滅」の意味があるそうです。
煎った豆は「魔の目を射る」とされていたため、節分の日には豆を投げるようになりました。
昔は鬼が災害や病気、飢餓などの人知を超えた現象を起こしているとされていたみたいで、そこから鬼は邪気の象徴となってしまいました。
昔から豆には邪悪なものを追い出す力があるといわれています。
力強く成長する生命力を秘めた豆、特に大豆はエネルギーの塊と考えられたのでしょう。
追儺の儀式では桃の木から削り出した弓矢も用いられますが、中国では桃も豆と同じく祓いの力があるとされています。
桃から生まれた桃太郎が鬼退治をするのもこのためなのです。
現在の節分行事は、大陸から伝わった儀式やさまざまな考え方が合わさり、変化することで出来上がりました。
鬼の起源は?
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「鬼」という言葉の起源は中国からで、鬼とは死者の魂であり、姿形のないものとされました。
日本では平安時代に「鬼」が定着した
平安時代に鬼(おに)という呼び名が定着しました。
この頃から鬼は怪物として物語などの中で描かれたそうですが、鬼の定義や種類は、時代や思想の流れによって変化していきました。
鬼は鬼門から出入りする
鬼は鬼門から出入りするとされています。
その鬼門は丑寅の方角にあるので、丑寅の方角=北東にいると考えられます。
鬼が活発に活動するのは、丑寅の時刻で、丑寅の時刻は、今でいうと深夜2時から4時頃になります。
つまり、鬼は真夜中に活動するとされています。
このように鬼は丑寅に関係するので、ウシの角、トラの牙や爪をもち、トラ皮の衣装をつけた姿で表現されるようになったんですね。
豆まきの鬼の種類や正体は何か?起源やなぜ5つの色があるのか調査のまとめ
バレンタインより前に節分あるやん👹…ってことでうちの子達にかわいい鬼になって貰うことにしました🙋♀️
とりあえず丈橋💚💙
でも丈くんの鬼のお面はちょっと怖すぎん?笑節分当日は全員この格好させようかな…。
わちゃわちゃな感じでかわいいだろうな🤤#なにわ男子#ちびぬい#ちびぬい服 pic.twitter.com/lRFYgGpyNY— Emma (@hashi728fam) January 27, 2023
豆まきの際に登場する鬼ですが実際には多くの種類の鬼があり、色によって意味が違うことや鬼の正体などもとても奥が深いですね。
節分は中国からの文化がとても多く、日本に伝わって仏教や地域によって変わっていった所も歴史を感じられます。
興味がある人はより深く調べてみると面白いですよ。